そして扉が閉ざされた(岡嶋二人)感想
取っ付きやすさ:
トリック:
ストーリー:
12月になり一気に寒くなってきた。今年の冬は例年より寒いらしいと言われていたが、ほんとにその通りとなってしまった。
3年ぶりに毛布を引っ張り出してきた。頼るまでもないと思っていただけに、ちょっとくやしい。
作品紹介
目が醒めると、そこは密室だった……という理不尽な状況で始まりまる今作。集められた四人は、互いに面識のある男女。
何故こんなことになったのか?という推考から始まり、それが過去に起きた共通の友人の死に繋がり、その不可解な死の推考が始まる。
と、ストーリーはざっとこんな感じ。刊行が1987年なので、だいたい35歳くらいの世代。
[show_book_information isbn=9784065224465]
感想(少しネタバレあり)
登場する人物たちがかなりの曲者揃いで、思わず「こいつもう黙れよ」と思う事もありつつ、最後まで読めば良い作品だった。
評価されているのは、やはりストーリーにあるのかと思う。
面白いと思ったのは、登場人物は密室状態にいるのに、解明すべき事件自体は密室状態では無く、しかしながら、密室の醍醐味の一つである「疑心暗鬼」が上手く描かれている点。
こうなったのは誰のせい?と周囲に敵意を向けながらも、密室状態から脱出するために共闘しなければならない。
友人殺しの犯人を探しながら、脱出方法も考えなければならないという状況は、正にクローズド・サークルそのもの。
そして、異なる時と舞台を結び擬似的なクローズド・サークルを創り出したアイデアは素晴らしいの一言!すごい。
もちろん肝である物語の結末は驚くこと間違いなし。キャラクター各々が自身の正義に基づき行動した結果、起きた事件の犯人は……?
是非一読を。