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鍵のかかった部屋(貴志祐介)感想

取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 貴志祐介氏の「鍵のかかった部屋」を読了。 いかにも密室っぽいタイトルの本作は短編集となっていて、出勤時とかに読むのにちょうど良い。 [show_book_information isbn=9784041002865] 作品紹介 本作は密室殺人を取り扱った短編が4本収録されている。 「佇む男」「鍵のかかった部屋」「歪んだ箱」「密室劇場」いずれもキーパーソンとなるのは、やたらと「鍵」に詳しい男、榎田と女性弁護士である青砥。 この二人が事件に関わることで、いかにも自殺に見える殺人の実態を暴いていく、というのが本作共通の筋となる。 感想(少しネタバレあり) 何も知らずに読んだ自分としてはこの二人がキーパーソンである事は三作目の「歪んだ箱」辺りで分かったわけだけど、これらの中でも一作目の「佇む男」はかなり自分好みのシチュエーシだった。 人里離れた山荘で資産家の社長が遺言を残し自殺した事件の裏を探るお話。密室の状態も、トリックもなかなか楽しめた。
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99%の誘拐(岡嶋二人)感想

取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 岡嶋二人著『99%の誘拐』を読了。 「コンピューターを駆使して誘拐事件をコントロールする」という一風変わったテーマで進行するストーリーは軽快で読みやすく、純粋に娯楽小説として面白いものになっている。 岡嶋二人らしいアイデアと展開力が光る作品だ。 [show_book_information isbn=9784062747875] 作品紹介 あらすじに触れよう。ストーリーの肝となるのは、表題通り誘拐事件。 とある企業のお偉いさんの孫が誘拐され、身代金と引き換えに孫は返す、という一見ありがちなシチュエーションの誘拐事件である。 しかし、犯人の要求が特殊で、現金をダイヤモンドに変えて差し出せと言うのだ。何故ダイヤモンドなのか。 理由は分からないが、とにかくダイヤモンドを犯人の指定した場所へ運ばなければ、子どもは返って来ないので、奇妙に思いながらも関係者たちは犯人の要求通りに動くこととなる。 そしてこの事件に巻き込まれるうちに、ある関係者の脳に過去
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スイス時計の謎(有栖川有栖)感想

取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 有栖川有栖著『スイス時計の謎』を読了。 四つの短編を収録した本書だが、なんといっても表題作の「スイス時計の謎」が面白かった。 もうこれを読むだけの為に本書を手にとって良いとさえ思ってしまってしまう位である。 もちろん他作も面白くはあるのだが、「スイス時計の謎」を本書の最後に持ってきているためか、やや印象が薄い感があった。 [show_book_information isbn=9784062753876] 作品紹介 表題作「 スイス時計の謎」では、学生時代の友人サークルのメンバーが記念として揃えて着けている、スイス製の腕時計がキーアイテムとなっている。 その内の一人が殺害されることでメンバーに疑いが懸かるわけだが、その殺害現場に残る重要な証拠として挙げられたのが時計だったのだ。だから「スイス時計の謎」。タイトル付けは至ってシンプルである。 感想(少しネタバレあり) この作品は推理が美しいと思う。 一つ一つ状況を整理し「犯人ならこ
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ChatGTPに業務用ツールの性能改善をお願いしてみた

最近何かと話題のChatGTP。だけど、めっちゃ凄いってのは分かっていても具体的に何が凄いのかが分からない。。なんて方も多いはず。 今回は特にエンジニア勢に刺さる、プログラムの性能改善についてChatGTPにお願いすることで、ChatGTPの凄さについて感じてもらいたい。 どういう質問に対してどういうコードが提示されたか、その結果どう改善したかを紹介する! ChatGTPにお願いしたこと 今回は、テストデータ作成ツールを作り、このツールの性能改善をお願いすることにした。 ファイルインターフェースを扱う場合、そのファイルを手作業で作成するのは結構面倒くさい。 データバリエーションは要らないので、ひたすらデカいデータファイルを作りたい。なんて場合も現場では多いはず。大量データ試験とかに利用する想定とする。 で、基本的に日本の開発現場ではWindowsなので、Windowsに標準搭載されているPowerShellで作成してみた。 てわけで、まずはそのソースを紹介する。 因みにこれ書いたのは自宅
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迷宮遡行(貫井徳郎)感想

取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 貫井徳郎著『迷宮遡行』を読了。 どうやら著者の過去作である「烙印」を大幅に書き直したものが本作であるよう。 ただ、実を言うと、この作品を読み終えて、法月綸太郎の解説を読んでその事実を知ったくらいなので、「烙印」は未読だったりする。まあそういう経緯があるということで。 解説に「烙印」と「迷宮遡行」の違いなんかが書いてあったのでそのうち読んでみたいとは思っているが、本音を言えば、出来れば先に読んでおきたかったなあと。 [show_book_information isbn=9784022650351] 作品紹介 妻が突然居なくなったので探し回ってたら、なんだか危険な闘争に巻き込まれていた。 …という非常に分かり易いストーリー運びの本作。 失業して奥さんに逃げられてなんて踏んだり蹴ったりな状況にある主人公迫水。 そんな状況にあるクセにマイペースを崩さない謎のメンタルを誇る彼は、なんと警察さんのエリートの兄を持っていたりする。 しかも、彼
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AWSの利用料金推移を見てみる【2022年版】

このブログでは2021年に開設した時点からAWS LightsailにWordPressを置いて利用している。 で、だいたいブログをやる場合はレンタルサーバーを借りる訳で、基本的には月額料金が固定になる。 だけども、AWSは使用量によって料金が変動するし、米ドルのレートで料金が決まる。 つまり、運用コストが毎月可変になってしまうのだ。 今回は2022年の利用料金の推移をまとめてみたので、ここで紹介する!もしかしたら、同じようにAWSでブログ作りたい人の参考になるかも。 2022年の利用料金の推移 2022年の12ヶ月分のデータを引っ張ってきてきた。因みに、2022年は円安の影響もあり、かなり普段よりはベースが上がっている。 それと、1月〜10月は512 MB メモリのプラン(3.5 USD)、11月からは1 GB メモリのプラン(5 USD)にしているので、かなり大きく変動している。 また、12月以降はスナップショット(日時のサーバーバックアップ)を利用しているので、プラン料金の他に課金が発生してい
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シンプルなランチャーNiagara Launcherの有料版ってどうなの?

Androidのいいところとして、ランチャーアプリを自分の好きなアプリに差し替え、しかも自分好みにカスタマイズできる点が挙げられる。 その中でも、自分が最も気に入っているのがNiagara Launcher(ナイアガラランチャー)だ。 実は過去にも一度やっているんだけど、結局まだ現役で使ってるのもあり、さらに深掘りして紹介していけたら! ナイアガラランチャーとは? ナイアガラランチャーは、シンプルでミニマルなAndroid用のランチャーアプリ。 かなり特徴的な作りで、普通ならアイコンを配置して、まとめて、みたいな使い方をするのがランチャーアプリではあるけれど、このランチャーは縦レイアウトで小さいアイコンとテキストを並べていくスタイルに配置することになる。 箇条書きというか、リスト表示というか、そんな感じのレイアウトにすることが出来るので、見た目的にはかなりすっきりすると思う。 こんな感じ↓ シンプルだけど機能性も良く、無駄がない。 以下、できる事を列挙してく。 * ホー
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