十角館の殺人(綾辻行人)感想
1987年に出版された綾辻行人氏の処女作。この「十角館の殺人」はミステリファンの中でも極めて人気であり、処女作ながら綾辻氏の代表的な作品となっている。
Anotherなどのメディアミックス作品もあるので、知っている人は多い作家の一人かと思う。
作品紹介
本作の舞台は、角島と呼ばれる無人島だ。とは言ってもつい半年前までは人が住んでおり、殺人事件が起きた事で無人となってしまったのである。
そんな事件が起こったことを知りつつ、興味本位でその無人島に建てられた「十角館」へ。大学生の推理小説研究会のメンバーが赴くところからストーリーが始まる。
クローズド・サークルが好きな人なら、ここまでで興味が湧くはず!
感想(少しネタバレあり)
読後の感想を一言で言うなら「面白い」。本当に面白かった。500pを超える長編でありながら、ある種長編のデメリットになりうる、まどろっこしさを全く感じさせない。
一週間という短期間の中で次々と起こっていく事件、会話のテンポの良さ、個性的で役割を持ったキャラクタが読者のページを捲る手を加速させていく。
無人島、館、とミステリの定番で