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小林泰三

アリス殺し(小林泰三)感想

著者の〈メルヘン殺し〉シリーズの1作目。 この作品の最大の特徴であり、最大の「壁」でもあるのが、登場人物たちの**クセが強い会話シーン。 「え、さっきそれ言ったよね?」 「なんで話が1ミリも前に進まないの?」 読んでいて、正直イラッとする人も一定数いるだろう。 しかし、普段からラノベの軽快なテンポに慣れている人なら、案外スッと入れるはず。 見方によってはこのクセが強い文体こそ、本作の会話は単なるキャラ立ちではなく、「読者の論理的思考を麻痺させるためのトラップ」と捉えられる気もする。 メルヘンの皮を被った、あまりに冷徹で美しい本格ミステリ。不思議な世界観を是非。 アリス殺し (創元推理文庫) [ 小林 泰三 ] ショップ: 楽天ブックス ¥814 ※価格やショップ情報は楽天のものです 楽天で見る Amazonで探す
やまぐろ 2021年9月11日
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