本陣殺人事件(横溝正史)感想
取っ付きやすさ:
トリック:
ストーリー:
和室での密室事件という難しいことをやってのけた作品。
この作品には表題作の他に「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」の二作を収録しており、三作品併せてのページ数は大体400pほど。
その中の約半分ほどが「本陣殺人事件」である。
[show_book_information isbn=9784041304082]
感想(少しネタバレあり)
この本陣殺人事件は、舞台となっている本陣の末裔の屋敷、屋敷にある日本特有のアイテム、そして犯行の動機まで一貫して日本らしさが現われている作品だと思う。
この作品の面白さはなんと言っても日本家屋特有のアイテムを駆使したトリックにある。
いくつもの道具を何重に張り巡らせて出来上がった仕掛け、これを一つ一つデモンストレーションしながら解いていくシーンは、目の前で解答を提示された登場人物たちと同様に読者も唖然とするに違いない。
著者の密室殺人に対するこだわりがひしひしと感じられる印象的な場面であった。
またこの事件の犯