高木彬光

人形はなぜ殺される(高木彬光)感想

綺麗に決まるトリックと妖しい雰囲気が楽しい本格ミステリー。 殺人が行われる前に必ず「人形を殺す」ことによって犯行予告をするという、一見不可解で狂気じみた行動も最後まで読めば納得。無意味な暗示なんて本作においてはどこにも存在しなく、それがとても美しい。 あっと驚く意外性がある作品も面白いが、やはりミステリーの醍醐味は犯人の推測でありトリックの解明だ。そして本書ならこのミステリーの醍醐味が思う存分味わえる。 時間がある時にじっくり読んで、犯人当てを楽しんで欲しい一冊だ。 人形はなぜ殺される 高木彬光コレクション (光文社文庫 たー4-36) [ 高木 彬光 ] ショップ: 楽天ブックス ¥968 ※価格やショップ情報は楽天のものです 楽天で見る Amazonで探す
やまぐろ

刺青殺人事件(高木彬光)感想

高木彬光の処女作であり、探偵神津恭介の初登場作品。 密室殺人、胴体のない~とまさに本格ミステリの王道的作品になっており、モチーフとして使われている刺青がいい感じに怪事件を作り出している。 本格ファンなら内容紹介だけでも飛びつくこと間違いなし。 もちろん本格ミステリとしての完成度も抜群で、その解法も至極納得、読者の欺き方も素敵。 現代よりやや堅い文体に抵抗がなければ、文句なしに楽しめる一冊ではないだろうか。 余談だが、高木彬光作品はなかなか書店で探すのが難しいので、電子がおすすめ。 刺青殺人事件 (光文社文庫 たー4-46) [ 高木 彬光 ] ショップ: 楽天ブックス ¥924 ※価格やショップ情報は楽天のものです 楽天で見る Amazonで探す
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