人形はなぜ殺される(高木彬光)感想
綺麗に決まるトリックと妖しい雰囲気が楽しい本格ミステリー。
殺人が行われる前に必ず「人形を殺す」ことによって犯行予告をするという、一見不可解で狂気じみた行動も最後まで読めば納得。無意味な暗示なんて本作においてはどこにも存在しなく、それがとても美しい。
あっと驚く意外性がある作品も面白いが、やはりミステリーの醍醐味は犯人の推測でありトリックの解明だ。そして本書ならこのミステリーの醍醐味が思う存分味わえる。
時間がある時にじっくり読んで、犯人当てを楽しんで欲しい一冊だ。
人形はなぜ殺される 高木彬光コレクション (光文社文庫 たー4-36) [ 高木 彬光 ]
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