八つ墓村(横溝正史)感想
作品紹介
探偵「金田一耕介」が活躍するシリーズの続編である本作。
作品のタイトルにもなっている人里離れた山村「八つ墓村」を舞台に、その土地特有の因習になぞらえた連続殺人事件をテーマにした作品になっている。
とにかくよそ者に厳しい閉鎖的な空気は、稲川淳二だったら村に入った瞬間に「嫌だな~怖いな~」と言ってしまうであろう程だ。いや、突然「いるっ!」と叫び出すかも知れない。
ちょっと昔だと「ひぐらしのなく頃に」とか、最近だと「ガンニバル」とかが、シチュエーションが似てる感じか。
どの時代でも人を惹きつける要素ってのは変わらないのかも知れない。
感想(少しネタバレあり)
怪談の人とかともかく、『八つ墓村』はなかなか読み応えのある作品だ。推理要素あり、ホラー要素あり、恋愛要素もあったりする。
その中でも一番色濃いのはやっぱりホラーだろう。
設定からして、もう色々と怖さを引きたてる。八つ墓村の由来になったと言われるている、村人たちによる八人の武者殺し。
これが村に「祟り」をもたらした原因と伝えられており、その首謀者の末裔が本作の主人公になるのだ。しかも、主人