りら荘事件(鮎川哲也)感想
取っ付きやすさ:
トリック:
ストーリー:
鮎川哲也の傑作として有名なりら荘事件。
先に言ってしまうと、個人的に大好きな作品で何回か読み返している一押しのミステリー。
[show_book_information isbn=9784488403140]
感想(少しネタバレあり)
クセの強い学生たちが羽伸ばしに集まった「りら荘」。その付近で男性の死体が見つかり、側にはトランプのカード、スペードのAが落ちていた。
と、何とも意味ありげなメッセージが残された上で、連続殺人劇の幕が開けていくこととなる。
最初の事件が起きてからは、とにかくテンポ良くストーリーが展開する作品となっており、中弛みしなく飽きない。
また、本作はテンポが早いと言うのも特徴であるが、「被害者が増える度にそれに併せて残されたトランプカードの数字も増えていく」
という犯人の遊びによって、否応なしに被害者の増加と被疑者の減少を思い知らされるという、かなり残酷な仕様であるのも特徴。
この残酷さとテンポの早さが作中の登場人物の緊