学生の頃に定期券がSuicaになった時はタッチするだけで改札通れてスゲーってなった記憶がある。でもこの時は定期券→Suicaってことで、現金で毎回切符を買わなくても改札通れるよって部分は変わらなかったから、めちゃめちゃ生活が変わった感は正直なところあまりなかったように思う。
自分が大学生後期くらいだろうか。当時コンビニでアルバイトをしていた自分は、買い物に来るお客さんがSuicaだったり、Edyだったりで決済することが増えて来て自分も利用してみよっかなっと思いSuicaで決済し始めたのを覚えている。(この時は店員サイドとして、お釣りの計算とかしなくて済むから楽という点に感動していた部分もあった。しかし、その分返金処理は手間だったりという側面もあった。)
それから10年ほど経ち、コンビニやファミレス、スーパーやドラッグストアなど、生活においてよく利用する施設はだいたい現金がなくとも決済が出来るようになった。
この点においては、個人経営の飲食店なんかが少し乗り遅れている感はありつつ、最近では個人経営の居酒屋でもPayPayで決済ができたりするようになり、いよいよ日本も本格的にキャッシュレス社会になってきていると感じている。
てなってくると、当然消費者の財布の形も変わってくる。
昔は小銭入れがあって、お札入れがあって、カード入れもあって、レシートが入るようになってて…みたいな大容量の長財布、2つ折り財布が主流だったが、キャッシュレス社会の現代においては、現金は少なくてもなんとかなるし、カード類はスマホでまとめられるようになった。小銭は消費者側が現金で決済しない限り生まれることはない。
持ち物はなるべく少なく、小さくというミニマル思想が強くなっている側面もあり、小型化された財布が多くなってきている。
マクアケだったりのクラウドファンディングを見ていても、ミニマリスト向けと謳っている小型の財布が多いように思う。(尤もクラウドファンディングをよく利用している層がトレンドに敏感だからそこをターゲットにした商品を出してるのかも知れないが。)
キャッシュレス時代の財布って実際どうなの?
キャッシュレス向けの財布が流行ってるらしいというのが前段の話だが、30代~くらいの人々はゴリゴリに現金オンリー時代を生きている訳だ。そんな人たちからしてみれば、普段利用する可能性のあるキャッシュがすべて一つにまとまっている財布が当たり前だったのに、小銭入れがない、カードが数枚しか入らない、もちろんお札もあんまり入らない、みたいな財布に当然違和感はあると思う。
実体験として、年齢が上の世代の方々はキャシュレスな財布でなく、かなりしっかりした印象の財布を使っていることが多いし、飲み会なんかではそっちの方が格好よく見えるのはある。
逆に昭和後期~平成初期の自分くらいの世代は割かしキャシュレス財布に移行し始めている感じもする。
そもそも人前でお金を出す機会がなかったり、物のステータスみたいな所を気にする世代じゃないのかもとは思うが、自分も含め持ち物をなるべく減らしたい、みたいな考えの人が多い。
自分はエンジニアとして客先常駐しているが、それは鞄と言えるのか?くらい荷物が少ない人がいれば、究極手ぶらで出社する猛者もいたりする。
で、鞄が小さいと何が起こるかと言うと、鞄が小さいから財布を鞄に入れたくないとか、そもそも鞄を持ち歩かないから財布はポケットに入れるという思考になる。
こうなると必然的に財布は小さくなる。
財布が小さければ鞄に入るよねともなるし、財布が小さければパンツの前ポケットに入れても形崩れない。
財布をキャシュレス化をする事によって、より少ない持ち物で生活が出来るようになる。この点でキャシュレス時代の小さな財布が流行るのは自然な流れだと思う。
持ち物がコンパクトになるのは嬉しい。が、使いやすくはない。
最大のメリットは持ち物が少なくなる、コンパクトに収まるところにあるが、やっぱり財布として持ち歩くのでお札を出し入れしたり、カードを出したりはするが、その際収納したお札が折れてしまったり、カードポケットが少なくて普段使うカードの選別をしなければいけなかったりと面倒な事があったりはする。
まあもともと財布にあった機能を落としてコンパクトにしている側面もあるので、仕方のない部分ではあるが、この辺は慣れが必要な部分だし、人によっては受け付けない場合もあるかと思う。
結論?
いくらキャシュレス化が進んでいるとは言え、現金を利用するシーンがある限り、現金派とキャシュレス派で財布の形に向き不向きはある。
自分の生活スタイルにあったモノを探すのはやっぱり楽しいし、実際に手に取ったら嬉しい。
今回は財布に絞っているが、年を取ったり、社会の流れだったり色々な要因で自分に合ったモノは変わってくる。だから今の自分にはキャッシュレス財布は合ってると思っているし、それで利用している。
今後もその時の自分に合ったモノを選択することで常に変化していきたい。
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