やまぐろ

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業務アプリケーション開発、エンドユーザ向け機能などの開発に携わっている文系(経営学)卒エンジニア。 ブログでは読書記録を残したり、ガジェットのレビューをしたり、エンジニアっぽくプログラムの話や業界の話をしたりしています。 他にも個人開発者として、自作ツール、自作WEBサービスを公開中です。

モルフェウスの領域(海堂尊)感想

作品紹介 最先端医療ミステリーと謳っており、コールドスリープという、とっても心踊ってしまう題材を用いている本作。 コールドスリープ自体は割と見かけるネタだと思うが、この作品は扱い方が真剣、シリアスであるのが特徴となっている。 著者はチーム・バチスタの栄光という有名作品を書いている人なので、そちらを読んでいたりドラマを見たりして知っている人が多いかも。 この作品は医療にSF要素を取り入れているのがこれまでの作品と違うところで、面白い部分だ。 感想(少しネタバレあり) 当たり前と言っていいのかは良く分からないが、どうしてもコールドスリープというテーマ自体はリアリティに欠けるものではある。 しかしながら、本作はコールドスリープに関する設定がしっかりしており、考え方も力強く、読者としても考えされらるテーマがある。 著者が医療関係者というのも説得力を生む要因か。特に人権の話はとても興味深く惹きつけられた。 ストーリーに関して。 言ってしまえば主人公の一人舞台的なストーリー。そうなると当然主人公の行動一つ一つが重要になってくる。 本作では最初から最後ま
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AIで文章を作れるサービス「Catchy」のクオリティがすげえ

自分はエンジニアなのでプログラムを書く機会が多いものの、どちらかと言えば設計だったりでテキストを書いている方が多い。たぶん。 で、このブログだったり仕事以外でもたまに文章書いたりもするし、正直なところ「得意言語は何ですか」って聞かれたら「日本語です」と答えるくらいにはテキストが好きだったりする。 でもイチから文章を起こすのって結構面倒。 書き始めたらそんなに辛くはないのだけれど、書き始めるのに時間がかかってしまう。 今回はそんな状況でもサクッとそれらしい文章を作ってくれるサービス「Catchy」を使ってみたので、紹介しようと思う! Catchyてなに? https://lp.ai-copywriter.jp/ 一言で言うと「AIで文章を自動生成してくれるサービス」。 ざっくりいくつかのキーワードを与えてあげるだけて、けっこうしっかりとした文章が完成する。 とりあえず文章のテンプレート作って欲しいなあ、みたいなときに役立つツールになっている。 GPT-3というつよつよ言語処理システ
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獄門島(橫溝正史)感想

作品紹介 金田一耕助シリーズの二作目。 時系列的には、二作目といえど、前作との間に戦争を挟んでいるためだいぶ年月が経っている。 この戦争における戦友の頼みで獄門島を訪れた金田一が連続殺人事件に巻き込まれるのが今作の始まりだ。 閉鎖的な島で起きる連続殺人事件は凄惨ながらどこか美しくそして悲しく、読むものを魅了する。 亡者の魂は祟りとなり生者の心を蝕んでゆく。 芭蕉の俳句とトリックに注目すべし! 感想(少しネタバレあり) 金田一耕助シリーズ屈指の名作と名高い今作。 もはやここで語る必要のないくらい完成され多くの読者を虜にしている訳だが、それも当然と思わずにいらいない面白さ。 連続殺人事件のトリックからストーリーの裏側までとにかく精巧に作られており、その見立て殺人は美しいの一言。 美しくあり、感傷的。 立ち入った者全てが、獄門島の雰囲気に飲まれるに違いない。 長い時を経て尚輝く、不朽の名作だと思う。 かなり満足度が高い一冊だった。 【中古】金田一耕助ファイル(3)−獄門島− / 横溝正史 (文庫) ショップ:
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Amazon Lightsailに置いたWordpressを再起動する方法

先日データのバックアップしてたら途中でサイトが停止してしまい、再起動が必要になったので備忘録として残しておく。 インスタンスの再起動 Amazon Lightsailにログインし、リブートを実施 ①だんごみたいなやつをクリック ➁Rebootをクリック インスタンスの再起動はこれでできる。再起動に数分かかるので、待っている際は腕立てとかするとよい。 再起動の完了後、動作確認を実施 WordPressの管理画面なり、実際のサイトなりを確認して正しく動作していることを確認する。 WordPressの再起動 Amazon Lightsailにログインし、ターミナルにssh接続 これを押下するとターミナルが起動する。 ターミナルからWordpressの状態を確認し、再起動を実施 ①以下を実行し、ステータスを確認 $ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh status これを実行した際に以下が
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少女地獄(夢野久作)感想

作品紹介 ドグラ・マグラで有名な夢野久作の短編集。 虚言に虚言を重ね心の行き場が無くなった少女の物語「何でもない」、殺人が殺人を呼んだ「殺人リレー」、衝撃的な復讐劇「火星の女」と三人の女性に巣くう心の闇を描いた作品になっている。 青空文庫で公開されているので、そちらで無料で読むことが可能。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card935.html 感想(少しネタバレあり) どのストーリーにおいても、純粋に娯楽として楽しめる物語でありながら、人間の心に潜む闇について考えさせられる絶妙なバランスとなっており、特に「何でもない」は秀逸だと感じた。 この「何でもない」の主人公、ユリ子は虚言に虚言を重ね、散々周りの人間を惑わし、自らの引き際さえも他人を利用するという、なんとも恐ろしい女性だ。 ストーリー序盤で明かされている物憂げな彼女の遺書も、この物語を読み終える頃には、違ったものに見えてくる。 嘘から始まり嘘にて終わる。嘘だから何も無い。 そんな彼女の一生はとても魅力的で悲しく映る。 「何でも無い」につい
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黒いトランク(鮎川哲也)感想

作品紹介 りら荘事件の著者である鮎川哲也の長編作品の一つ。 アリバイ崩しが得意な鬼貫警部を主人公としたシリーズ作品となっている。 自分はよく作品を選ぶ際に東西ミステリーベスト100(2013年刊行)という書籍を参考にしていて、そこの国内編ランキングで11/102位。名作や! 感想(少しネタバレあり) 著者の代表作「りら荘事件』を読んだ際に見事なハウダニットに感嘆したものだが、この『黒いトランク』も同様にどのように犯行が行われたかに焦点を当てた作品になっている。 読者が混乱すること必須の複雑さの上に成り立った事件の真相は思わず「すげぇ…!」と呟いてしまうくらい。 この作品の肝は表題にある二つの黒いトランクの入れ替わりにあるのだが、このトランクの動きが本当に複雑だ。 当然の如く、真相は一つしかないし、終わってみれば些細な盲点を突いただけと言えるのかも知れない。 しかし、捜査のプロである鬼貫警部の目を綺麗に欺いた犯人が生み出したアリバイは容易には崩れないし、どんな些細な盲点でもそこに辿り着くまでには膨大な情報が要るのだ。 このアリバイ崩しの過程の読み
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ハンガーをクイクリップに変えたら洗濯物を干すのが少し楽になった

洗濯後に靴下とか肌着とかをピンチに挟むの面倒くせえ。ってなるのを解決してくれるアイテムを見つけた。 作りは結構シンプルだし、なんなら結構前から存在するやつっぽいんだけれど、使ってみたら結構良かったので紹介することにした。 クイクリップとは パッケージでなんとなくどんな商品か分かる感じ ハンガーの仕組みが一般的なピンチで挟むタイプじゃなくて、パーツの隙間に挿し込むことでホールドできるよっていう商品。 コジットというメーカーから出ていて、この会社は結構カビ対策商品が有名だったりする。 クイクリップについては今まで全然知らなかったんだけれど、Amazonが関連商品で教えてくれた。サンキューAmazon。 百聞は一見にしかず コジット公式に紹介動画があるので、こちらを見ればどんな商品か分かるはず! ピンチで一つずつ挟む必要がないので、確かに洗濯物を干すスピードが上がるし、取り込むのも簡単。 自分はかなり洗濯のストレスが軽減されたと思っている。 お気に入りポイント だいたいどんなものか分かったところで、個人的に気に入った点を挙げる。
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