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十角館の殺人(綾辻行人)感想

1987年に出版された綾辻行人氏の処女作。この「十角館の殺人」はミステリファンの中でも極めて人気であり、処女作ながら綾辻氏の代表的な作品となっている。 Anotherなどのメディアミックス作品もあるので、知っている人は多い作家の一人かと思う。 作品紹介 本作の舞台は、角島と呼ばれる無人島だ。とは言ってもつい半年前までは人が住んでおり、殺人事件が起きた事で無人となってしまったのである。 そんな事件が起こったことを知りつつ、興味本位でその無人島に建てられた「十角館」へ。大学生の推理小説研究会のメンバーが赴くところからストーリーが始まる。 クローズド・サークルが好きな人なら、ここまでで興味が湧くはず! 感想(少しネタバレあり) 読後の感想を一言で言うなら「面白い」。本当に面白かった。500pを超える長編でありながら、ある種長編のデメリットになりうる、まどろっこしさを全く感じさせない。 一週間という短期間の中で次々と起こっていく事件、会話のテンポの良さ、個性的で役割を持ったキャラクタが読者のページを捲る手を加速させていく。 無人島、館、とミステリの定番で
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最近流行ってるAIチャットって、どこまで業務利用できるの?

2022年の中頃からじわじわと話題になってきて、今では毎日のようにニュースになっているAIチャット。最近ではChatGTPが話題になったり、マイクロソフトの検索エンジンであるBingにAIチャットが導入されるとかで話題になったり、ついにGoogleもBardというAIチャットを発表したりと、まさに今年2023年は対話型AIの黎明期となりそうだ。 自分も流行りに乗ってCatchyとChatGTPを実際に触ってみたけど、噂通りしっかりこちらの問い合わせに対して回答してくれるし、文章もそこそこ違和感ない状態だし、かなり可能性を感じている。 で、この辺はどれもある程度無料で触れるので、実際に試してみた人も多いだろうし、自分と同じようにスゲーって思った人も多いと思う。 だけど、これを今の時点で有効活用できている人って果たしてどれだけいるのだろう。 あくまで自分の感覚でしかないけれど、正直なところ面白がって触る人は多いものの、本当にツールとして使いこなしている人は少ないように思う。少なくともエンジニアとして仕事をしている自分の周りですら誰ひとりいない。
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バイバイ、エンジェル(笠井潔)感想

笠井潔著『バイバイ、エンジェル』を読了。なんだか青春を感じる可愛らしい表題ではあるけれど、れっきとした推理小説だ。 作品紹介 割とキャッチーなタイトルではあるものの、実はけっこう昔の作品で1979に刊行された作品となっており、著者のデビュー作でもある。 刊行当時のパリが舞台となっている。パリおしゃれ。行ってみたい。 感想(少しネタバレあり) パリの資産家であるラスール家を中心に起きる殺人事件を、日本人留学生矢吹駆が紐解いていくのだが、この探偵役がなかなか面白い。 とにかくニヒルで捉えづらく、哲学的な台詞を並べまくる。説得力抜群の物言いで警察までも虜にしてしまう。魅力的なキャラクタだ。 この作品の見どころは、この矢吹の言葉一つ一つにあると自分は思っている。 物語の初めにおばさん姉妹の片割れが「首なし死体」となって発見され、ストーリーの重要ポイントになるのだが、この「首斬り」についての彼の解釈、また事件の解答が印象的であった。 首のない死体はミステリにおいてよく使われるネタで、大体は被害者のすり替えに理由があったりし、実際にこの作品においてもすり替え
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罪と罰(ドフトエフスキー)感想

ドストエフスキー著、工藤精一郎訳の『罪と罰』を読了。部屋の掃除してたら大学生の時に友人に貰ったものが発見されたので、久しぶりに読んでみた。上下巻で1000ページほどの作品で読むのに時間がかかってしまったが、遂に読破。流石に一日で読みきるのは無理だった。 一応ミステリーというカテゴライズはされていないような気なするので、トリックのとこは0点にしてしまったけど、考えさせられる、と言う部分においてはではミステリーと同じなんじゃないだろうか。 作品紹介 この作品を一言で紹介するならば「殺人を犯した青年が心身共に追い詰められていく、道徳的ジレンマを描いた作品」といったところだろう。 しかしながら、その一言では語れない魅力があるのが本書『罪と罰』だ。 感想(少しネタバレあり) ストーリーの中心にあるのが殺人を犯した男の苦しみであることに間違いはない。 だが、その男の唯一と言える友人とのストーリー、家族とのストーリー、ある女性とのストーリーと、主人公ラスコーリニコフと関わる人物についての描写も濃く描かれており、なんとも捉えづらい。 言い換えればそれだけ自由のある作
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そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)感想

“ミステリの女王”の異名を持つアガサ・クリスティの有名作、”そして誰もいなくなった”。 自分がどうこう言わんでも、超有名作品だし、最高クラスに評価されている作品ではある。タイトルが秀逸だよなあ、名作はここからして違うわ。 20年ぶりくらいに読んだけれど意外とストーリー覚えてたから、やっぱり面白い作品なんだと思う。 作品紹介 イギリスで1937年に生まれた本作。 アガサ・クリスティの作品は数あれど、その中で最も世界中で売れている作品となっている。もちろん評価も高く、この作品に影響を受けたと言われる作品はとても多い。 本作はインディアン島という孤島に集められた10人が童謡に見立てた連続殺人事件に巻き込まれていく、という代表的なクローズドサークルの作品となっている。孤島、館、童謡殺人とミステリファン垂涎のシチュエーション。 特にこのジャンルが好きな人なら必読だ。 感想(少しネタバレあり) 結論から言えば、名作の評価に違わず、この作品は何度読んでも面白かった。読み始めたら、最後のページを捲るまで本を閉じることが出来ないくらい。 この作品はとにかく心情
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Ankerのハンディクリーナーがなかなかに良かった!

これまで使っていた乾電池式のハンディクリーナーの調子が悪くなってしまったので、そこそこ評判良さげなAnkerのハンディクリーナー「Anker Eufy HomeVac H11」を購入しました。 Ankerはモバイルバッテリーで有名ですが、最近はお掃除ロボットやプロジェクターなど、家電系も結構有名になってきた印象がありますね。 今回はこの製品の良い点、悪い点をレビューしていくので、購入を検討している方の参考になればと思います。 カラーがおしゃれ。充電中のライトとよく合う。 良いところ 軽くて取り回ししやすい まず、この製品の良い点は本体のサイズ感と軽さかと思います。 かなりスリムな形状で作られているので、手が小さな方でも取り回しがしやすいと思います。また、重さは616gと軽量なので、高いところを掃除すると気だったりに重さがさほど気にならないのが良いですね。 重さは616g。1kg以下であれば結構軽く感じると思う。 けっこうパワフル この製品の2つ目の良い点は、クリーナーとしての性能です。5500Paの吸引力があるので、机の周りのホ
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隻眼の少女(麻耶雄嵩)感想

麻耶雄嵩著『隻眼の少女』を読了。 刊行がスマホが流行り始めた2010年の作品と言うこともあり、表紙が結構近代的で(な気がする)、割と取っつきやすそうなイメージを持っていたが、期待通り読みやすい作品だった。 2010は自分はまだ大学生。年取ったなあ。 作品紹介 2011年度に日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞している作品。 やっぱり時代が新しめだからか、けっこう登場人物のキャラクター性が強く、特に探偵役である御陵みかげはインパクト大で覚えやすい。 観光当時、時代的にかなりラノベが流行っていた時代だったので、その流れを組んで美少女探偵というキャラクタを生み出したのかも。知らんけど。 感想(少しネタバレあり) 先に書いてしまったけれど、とにかくキャラクタの個性が強い作品。このキャラクタを好きになれるかどうかでだいぶ作品の評価が変わってくるのではないかと思う。探偵役に若い女の子を使ったのは近代的というかなんというか。 加えて文体も比較的柔らかいため、ミステリを手に取ったことの無い人の入り口には持ってこいなのではと感じた。 ミステリとして
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