赤い森(折原一)感想
取っ付きやすさ:
トリック:
ストーリー:
折原一著『赤い森』を読了した。この人の作品は雰囲気が独特でなんとも言えない狂気を感じるが、でこれも例に漏れず。森の中に佇む曰く付きの山荘を舞台にした、いかにもホラーな雰囲気は夏休みにうってつけだ。今はゴリゴリの冬だが。
[show_book_information isbn=9784396338565]
作品紹介
著者の「樹海シリーズ」と呼ばれる作品群に新たに書き下ろした「赤い森」を加えた三部構成となっている。折原一はかなりハイペース且つ多くの作品を生み出しているが、その中でも比較的新しめの作品。
著者の作家でデビューが1988年とのことで、自分が生まれた時から作家として活動しづつけている。35年。すごい。
感想(少しネタバレあり)
折原一と言えば叙述トリック。しかし残念だが、本作においては、自分の予想を超えてくる面白さはなかったというのが正直な感想。
しかしながら章を追う毎に真相が分からなくなってくる、読者の不安を煽る構成は秀逸であり、著者らしい暗く歪な世界観を存分に味わえる作品だろう。
面白いか面白くないかで言うなら、面白い作品であると思うが、折原一の作品としての物足り感はやっぱり否めないか……という印象。